今村茶園について
お茶の栽培に最も適した風土
今村茶園は、鹿児島県北部にそびえる天孫降臨伝説のある高千穂の峰から連なる霧島連山の麓に広がる高原地帯にあります。標高が高く、清涼な空気と美味しい水のある山間地域で栽培されるお茶は、温度差が激しい気候と美しい水で育つため、香り・味の強い茶葉が育ちます。
そのような恵まれた自然環境の中で、日本を代表する「やぶきた」をはじめ十種類以上の品種を栽培している他、珍しい国産の紅茶も製造しています。
更にニームや黒酢、麹菌などを活用したオーガニック栽培(有機農法)を積極的に取り入れ、安心・安全にお飲みいただける味わい深い美味しいお茶作りをしております。
自社で栽培・加工・販売まで一貫生産


大切なお客様へお届けするために
今村茶園では、品質・味にこだわった結果、お茶の栽培から加工、焙煎までを自社で一貫生産しています。
通常のお茶農家は栽培を行うのみで、仕上茶への加工は外注先で行っているのですが、そのように外で加工をしてしまうとどうしても、納得いくものとなりませんでした。
焙煎の具合によってお茶の味が左右されてくるため、それを最大限高められるように、今村茶園では、全て自社で焙煎などの全ての工程の機器を導入し、その時々の茶葉に合わせた細かな焙煎ができるようにし、お茶の旨味や香りを最大限引き出せるようにしております。
更に、まろやかで香り高い茶葉にこだわり、一般的な工程より、揉み込みの工程多くしています。
ニームの抽出液も自社で種から製造
また、当社で行っているオーガニック(有機農法)はニームというものを用いておりますが、そのニームも全て自社でニームの種子を発酵させて製造しております。ニームを用いたオーガニック(有機農法)の要であるからこそ、絶対安心で信頼できる自社で製造したニームを使っています。
これまでの軌跡
1990年代、初代である父がお茶の有機栽培に着手するも、当時はニーズが少なく断念。
その後、2009年頃にニームを用いたオーガニック(有機農法)との出会いをきっかけに、2代目が有機農業に着手。
しかし、1年目はあわや失敗の危機!
初めてのニームのを使った農法を行ったが、
茶樹を枯らすクワシロカイガラムシが大量発生してしまうことに。。。
一番茶は全滅かもしれない絶望的状況。
「いっそ農薬で」という葛藤を乗り越え、
ニームや水を定期的に散布したところ奇跡的に茶は枯れず、
一番茶も収穫でき危機的状況を乗り切ることができた。
ニームは虫を根絶やしにするものではないため、この時の恐怖は今でも付きまとう。
ニームオイルやニームを加工した散布剤などは一般に市販されているが、
当社では、ニームの種子を入手し発酵、搾取してニームの抽出液を作成。
オーガニック(有機農法)の要であるからこそ自社で作った絶対安心・信頼のできるものを使いたいとの思いから、ニームの抽出液は全て自社で製造しています。
焙煎・ブレンドは父(初代)の仕事。
2代目が中学生の頃に、加工・焙煎までの工程を全て一貫生産できるようになる。
父(初代)が電子レンジなどを活用し焙煎の温度や具合を研究していた姿を今でもハッキリと覚えています。
完成した、お茶の聞き茶は初代と二代目で毎ロットごとに行っています。
外注先